結節肥大がおきると前立腺肥大症と診断される
前立腺は膀胱の下に位置し、尿道を取り囲んでいる
クリの実ほどの大きさの器官です。
50歳以上であれば、腺組織と周囲の繊維組織に
増殖が起き、小結節が形成され、その結果肥大化し、
尿道を圧迫するようになります。
このような結節性の肥大は70歳以上男性の
ほとんどで現れます。
症状は排尿をする時に不快感と圧迫感がある、
頻繁に尿意をもよおす、残尿感が生じる、などです。
症状が悪化すれば排尿が困難になり、力を入れて
いきむようになって、それが原因でひどい場合は
痔・脱肛などが起こる場合もあります。
前立腺肥大症は、ホルモンの他に血液循環に
なんらかの問題が生じて結節が形成されるものです。
したがってホルモンを調節して血液循環を改善させる
ことが結節を減らす最適な方法です。
東洋人は、欧米人に比べて、前立腺肥大症
発生頻度が低いものとされています。
しかし、最近は平均寿命の延長と生活習慣の西欧化から、
アジア圏でも発生頻度が大きく増加しているのが現状です。
前立腺肥大症のホルモンと血液循環の問題ツボの指圧
前立腺、膀胱、腎臓などに効果があるとされる部位を
10〜30秒、交互に刺激するのを30〜40分程度、
毎日繰り返すことで症状の改善が見られるでしょう。
鍼治療なども効果的です。
ひどい前立腺の結節肥大を改善するためには、
2〜3ヵ月ほど続ける必要がありますが、
軽い前立腺肥大症であれば数日行うことで
症状が解消されることもあります。
また早期治療を目指すのであれば合わせて
足裏マッサージを行うことも効果的です。
こちらも毎日30〜40分程度おこなうのが良いでしょう。
また過労とストレスを極力減らすようにすることも、
完治への近道となります。